院長挨拶

私たちの目指すリハビリテーション医療

総合リハビリテーション 伊予病院 院長

昭和52年(1977年)に開院した当時、伊予病院は高齢者の療養を主体とする病院でした。病床数は現在の半数にも満たない103床でした。
その後、病床数を290床まで拡大し、平成12年(2000年)にうち60床を回復期リハビリテーション病棟として開設したことを皮切りに、リハビリテーションに特化した病院として新たなスタートを切りました。当時リハビリ専門の入院病棟は県内では珍しく、当初から「単なる機能訓練に留まらず、リハビリを通して地域医療を支える」ことを目標に取り組んできました。

開院から45年以上が経過した現在は、回復期リハビリテーション病棟218床と障害者施設等一般病棟72床を運営し、病棟では多職種(医師・看護師・介護士・療法士・管理栄養士・薬剤師・医療ソーシャルワーカー等)がチームを組んで、365日患者さんとそのご家族の治療およびケアに当たっています。

私たちが大切にしている、質の高いリハビリテーションとは

  • 合併症治療などを含めた医学的健康管理
  • 患者さんの障害特性に応じて、心身機能を高め活動性を引き出し、社会参加を促す ことです。

そのための取り組みとして、チーム医療の実践、知識・技術の研鑽とスタッフ教育の強化、先進技術を駆使したリハビリテーション支援ロボットの活用等を推進しています。
また伊予病院グループの強みを生かし、訪問リハビリテーションや通所リハビリテーション等の在宅サービス部門と連携し、入院から退院後の生活まで切れ目なくサポートできるよう取り組んでいます。

そして何よりも大切なのは、「患者さんとご家族の心に寄り添い、優しく笑顔でコミュニケーションを取る」ということです。
一人でも多くの人が「その人らしく、生き生きとした生活を続ける」ため、安心・安全なリハビリテーション医療を通して、地域に貢献していけるよう努めてまいります。