患者さんの声

患者さんの声

患者さん(T.Mさん86歳)の声
ヒストリー
2015.8 脊髄炎発症
日赤へ入院。治療を受ける。
2015.10 伊予病院へ車椅子にて転院。
カラー装着状態であり、ほぼ全介助状態。上下肢の感覚が無く歩行不可。
2016.3 自宅退院。移乗動作・ポータブルトイレ動作・車椅子操作はほぼ自立。
歩行器歩行の介助量も軽減した。

入院した時は、食事だけはできたけれど他は何もできず不安でたまりませんでした。2カ月後、家族の付き添いが無くなり自分でやらないといけない状況になりました。着替えの動作を教えてもらったり、出来ないことは声をかけて手伝ってもらったりと気持ちが前向きになりました。作業療法士さん手作りのソックスが楽にはける道具も使いました。頑張る性格ですので、痛いと言いながらも毎日3時間のリハビリは一回でも嫌と思ったことはありませんでした。リハビリの方がいろいろ工夫してくださりスムーズに出来、また、お休みの時でも、同じようにリハビリが出来ましたし、話もよくしてくれました。
3カ月後、歩行機械(POPO)につられて歩いたのを機会に、しっかりふみしめて歩くことが出来るようになりました。段階的に訓練をすすめていただき、これはとてもよかったと思っています。また、食事が良かったのでしっかり食べることが出来て体力もつきました。大勢の方に何かと気をつけていただき、今の私があると感謝をしています。 退院した後も、デイサービスへ通いリハビリを続けています。手のしびれや体の痛みはありますが、太ももの筋肉がついたことで、今では、何も持たずに少しずつですが歩くことが出来るようになりました。自宅のお風呂にも入れるようになりました。

・主治医のコメント
約5ヶ月間担当させていただきました。患者さんおよび多職種と意見交換を行いながら、入院診療をいたしました。患者さんの頑張りと病棟スタッフの協力で、元気に自宅へ繋げられてうれしく思います。
また、先日お会いしました時に、短距離を独歩で歩かれたときは、リハビリの素晴らしさを改めて実感いたしました。今後もこのような医療を続けていければと思っています。

・担当看護師のコメント
とにかく気丈で弱音を吐かないMさん。入院時より、痛みや痺れが強く、リハビリや寝るのもつらい時期があったと思います。でも、リハビリを休むことなく全力で行うことで退院時には歩行器で歩くことが出来ましたし、トイレを自立することが出来ました。これは、全てMさんの努力の賜物です。努力には必ず結果がついてくるということを、これから入院してくる患者さんに伝えたいと思います。

・担当セラピストのコメント
入院当初は、両下肢の随意性低下・感覚障害により移乗全介助、歩行不能な状態でした。それに対し、立位〜歩行訓練、身辺動作訓練を行った結果、退院時には歩行器歩行見守り、身辺動作も入浴以外は自立を獲得できました。これは、ご家族の温かいサポートとMさんの何事にも諦めない強い心によるものだと思います。

・担当相談員のコメント
入院からしばらくはご本人の思うように回復せず、しんどい思いをされたかと思いますが、ご家族の献身的なサポートと、「家に帰る」ことを決心されてからのMさん自身のさらなる努力をされていることが伝わってきました。今後もこの調子で頑張って元気に過ごしていただきたいと思います。