患者様(T.H様 54歳)の声

2009年10月1日
2009.6.20 脳出血発症。
県立中央病院に救急搬送され手術を受ける。
7.22 伊予病院へ車椅子で転院。
左片麻痺にて歩行不可。
8.18 リハビリ経過・・・病棟内歩行。階段昇降可。

「歩けんと自転車にも車にも乗れん。ジョギングもできん。家に帰るとそういう場面がいっぱい待ちよる。」

とにかく日常生活の動作には足が大事。歩けんことには、何も始まりません。自分の生活を取り戻すには、歩くことが必要です。入院して一ヶ月ですが、まず以前のように歩けるようになることが目標です。だから、今はリハビリ側の方針と自分の体の状態を見極めながら、歩く基本をしっかり習っておかなくてはと思っています。

おかげで、大分筋力もつきバランスが良くなってきたので、階段の訓練やゆっくり走る練習もしています。

今日は、リハビリが終わったら外泊します。家では、さっそく実生活での階段の昇り降りが待っています。仕事のこともありますから、できるだけ早く退院するのが望みです。

主治医のコメント

当院では、365日休みなくリハビリを行っています。ただ、時に患者さんの「精一杯頑張るぞ!」という気持ちを優先するあまり、かえって無理をされリハビリが進まないことがあります。Hさんのようにご自身の体調を率直におっしゃり、それに応じてリハビリ側もプログラムを臨機応変に調節・変更することが、連日リハビリを行なう上では大切だと思います。

リハビリスタッフのコメント

入院当初は主に麻痺側下肢の伸展活動の低下および足底の感覚障害により、バランスを崩しやすく歩行不能でした。それに対し麻痺側を含めた全体のスムーズな動作の誘導を中心にリハビリを行なってきました。今は病棟内を安定して自由に歩かれております。これは、Hさんのリハビリに取り組む慎重で積極的な姿勢と365日リハビリの効果によるものだと思っています。

患者様(Y.F様 69歳)の声

2009年10月1日

患者様(Y.F様 69歳)

2009.1.9 脳出血発症。市立宇和島病院に入院
1.29 伊予病院へ転院。
右片麻痺・歩行不可。リハビリ目的で180日入院
7.25 麻痺は残るも杖歩行となり自宅へ退院

入院当初は、右足が上がらず、車椅子での入院でした。

毎日、3時間のリハビリを行いましたが、疲れるということはありませんでした。

リハビリ職員には良くしてもらって、1ヶ月で車椅子から降りられるまでになりました。

それから、日に日に右足が動くようになり、病棟では一人で杖歩行ができるようになりました。ただ、坂道やでこぼこ道のある外での歩行は難しく、不安を持っていました。

入院後三ヶ月で、外泊をしてみました。家へ帰るときは、うまく歩けたので油断したのでしょうか。帰りに転倒してしまい、胸の痛みが2週間程度も続きました。その後は、慎重に歩くようにリハビリを行い、決して転倒することはありませんでした。

5/18 家が遠いので、家族に自宅の写真を撮ってもらって、それを元に家屋調査をしてもらいました。家へ帰る準備が始まりました。帰るときには、自分に自信が出来ていました。

現在は、やはり右手足のしびれは残っており、これさえなくなれば、もっとしっかり歩けるのにという思いです。朝・夕 妻と一緒に散歩をしています。風呂はシャワーのみですが、湯船につかりたい冬には心配です。これからが、本当のリハビリであると実感しています。

退院後の奥様(T.F様)より

入院中は大変お世話になりました。
毎日泣いたり笑ったりのリハビリ、頑張っています。
ありがとう御座いました。

主治医のコメント

入院の時「もう歩けんわ」と不安そうな暗い表情でつぶやかれたのを憶えています。徐々に立ち上がりができ一歩また一歩と足が出るようになると、自転車の練習で補助輪が片方ずつはずされる子供のように、わくわくとした明るい表情に変わっていったのが印象的でした。

リハビリスタッフのコメント

リハビリ時間以外にも、3ヶ月目から自主訓練を開始。手すりを持ってスクワットをしたり、病棟スタッフが病棟内歩行に付き添い、歩行距離を伸ばしていきました。病棟内は自力歩行となりました。4ヶ月目から屋外歩行訓練も積極的に実施しました。試験外泊中に転倒があり、調子を崩されることもありましたが、病棟スタッフの協力やご家族の協力、そして何よりご本人の意思の強さによりリハビリが順調に進みました。

病棟のコメント

病棟内を一緒に歩きましたが、段々と歩行が安定してきたのは、努力の賜物だと思います。笑顔を絶やさず、他の患者さんにもあたたかい声をかけていただきました。

相談員のコメント

いろいろな感情を抑えながら、病棟で自主訓練をされている姿が印象的です。ご本人の気持ちを大切にされるご家族であり、だからこそ、本人さんもがんばれたのではないかと思います。地域的に、在宅のリハビリが受けにくい環境ですが、ご自宅でも、自主訓練を続けながら、お元気で過ごしていただけたらと思います。

患者様(Y.S様 64歳)の声

2009年10月1日

患者様(Y.S様 59歳)

2006.2.15 脳梗塞を発症。
4.25 伊予病院に車椅子で入院。
入院当初、左側麻痺で手の感覚がなく、歩行不可の状態。
7.29 左側麻痺はあるものの、ぎこちないが歩行が可能になり、手も回復の兆し有。
退院し、2回の通院を行なった後、自宅療養となる。

前院では補助装具をつけていたが、入院直後に理学療法士との試歩の結果、装具はなくても可という判断がなされ、そして励ましを受けたことが大変嬉しかった。しかし、元来の全身の硬さなどのため、歩行訓練は難儀をするが、約3ヶ月のリハビリで何とか自力での歩行ができるようになった。

・・・ 6月の一句 「長梅雨や廊下は遠く重き足」

入院中に感動したことの一つは、入院1ケ月後の5月25日午前中、作業療法士の指導でペットボトルを掴む訓練をしていたが、親指に感覚がなく力が入らない「もどかしい」状態が続いていた。掴む作業を中断して、親指をマッサージしてもらっていると「ピリー」と電気が走り親指先に触覚を感じた。それを作業療法士に告げると「ほんと?」「確かめてみる?」と再度ペットボトル掴みに挑戦する。以前とは違った感覚で「うまく掴む」ことができた。

・・・ 感動の一句  「持ち得たるボトルに透ける初夏の色」

回復期リハビリテーション(入院)の日数には制限があるとのこと。集中的にリハビリを受けて効果のある患者もあれば、急激な訓練に適応できない患者もいる。医師の診断で柔軟な対応ができるにしても、回復期リハビリ制限は撤廃してもらいたい。

伊予病院退院後、3年を経過した今、地域の体操クラブに参加し、末娘とバージンロードも歩き、孫も3人に増えるなど、家族や友人、地域の人から生きる力と喜びをもらっている。更に安定した歩行と楽な車の運転を目標に、自己リハビリに努め、四国八十八ヶ所巡りをしたいと思っている。

・・・ 昨今の一句「道端の野菊と揺れる歩行かな」

患者様(T.M様 59歳)の声

2009年10月1日
2009.5.21 仕事中に脳梗塞発症。東京都済生会中央病院へ入院
6.  9 伊予病院へ転院。
右片麻痺にて歩行不可・軽度呂律困難・右顔面麻痺。
8.17 リハビリ経過・・・病棟内歩行。屋外杖歩行。言語明瞭。顔面麻痺消失。

   倒れる前から、起床時に足が動きにくい・何となく頭がふらっとする・電話で打ち合わせの時言葉がでにくい等の症状がありました。30分程横になっていると良くなったが、念のためかかりつけ病院へ受診。血圧はもともと高いが血液検査の結果は悪くなく異常なしとのこと。一度、宇和島の病院で詳しく検査を受けようと思い予約を取っていました。その矢先、東京での商談中に呂律が回らなくなり、足も動かなくなりました。何とかタクシーに乗せてもらい、かかりつけ病院へ到着。すぐ、救急搬送となりました。
東京都済生会中央病院では、点滴治療を受けるも右側の麻痺は強く、言葉も不明瞭な状態でした。相談員にリハビリができる転院先を探してもらい、郷里の知り合いの勧めもあって伊予病院への転院を決めました。

6/9 車椅子にて伊予病院へ転院。
入院半月で、回復の兆しを感じ始めました。一ヶ月後、右指がわずかに動き始めました。
もうすぐ三ヶ月が経とうとしていますが、病棟内は、独歩で自由に歩けるようになりましたが歩くと疲れます。屋外は、障害物もあり杖が必要です。もっと下半身をしっかり安定させたいと思っています。手の本来の動きを取り戻すには時間がかかりそうです。しかし右手の代用は左手でも出来るので、日常生活は出来そうです。

伊予病院のリハビリ環境はいいと思います。スタッフも優しいし申し分ありません。ただリハビリ職員の間で技量の差があるように思います。リハビリを受ける患者としては技量が高く信頼できる方にお願いしたいのが本音です。
主治医より数日後の東京出張及び外泊許可がやっとおりました。関係各所を訪問し、今の姿を見てもらい自分の口で現状を伝えようと思っています。会社スタッフにも安心してもらいたいです。そして、一日も早く仕事へ復帰したいと思います。

主治医のコメント

  Mさんのように「常に自分の目標を持ち、前に前にと進んでいくこと」が、リハビリの効果をあげていく秘訣の一つだと感じました。

リハビリスタッフのコメント

  入院時は、車椅子を使用しており右手は若干の動きはあるものの、日常生活で使用するのは困難な状態でした。そのため、手の随意性の向上・可動域の向上・日常生活での手の使い方の学習・痛みの評価と治療を行ってきました。Mさんは、運動の学習は良好で、日常生活への反映もスムーズでした。現在は、病棟内での日常生活は独歩で自立されています。今後は、指先の細かな運動能力の向上と、ダイナミックな動きの両側面での向上を、Mさんのニーズを踏まえながらリハビリテーションを行っていく予定です。

座位訓練~骨盤の前・後傾の動きを促す

座位訓練~骨盤の前・後傾の動きを促す 歩行訓練~麻痺側体幹を安定させスムースな足の振出を促す

歩行訓練~麻痺側体幹を安定させスムースな足の振出を促す

歩行訓練~麻痺側体幹を安定させスムースな足の振出を促す

 5ヶ月後  11月2日  退院を前にして

 今は主に持久力を鍛えています。午前中の2時間はPT,OTの指導のもと、主に屋外歩行をしています。歩き始めて10分程度は、「治った!」と思うくらい順調に歩けますが、その後ふらふらしたり、足がカクンと折れたり、疲労感も強く、まだ病前のようにはいきません。試験外泊も何回かしましたが、やはり病院外での生活は疲れます。

 しかし正直、入院当初は五ヶ月間の回復期リハビリで、これほど良くなるとは思っていませんでした。動かなかった右手が動くようになったこと、箸でご飯を食べられるようになったこと、規則正しく健康的な生活が身についたことなど予想していなかったうれしいことが得られました。だから伊予病院でのリハビリには大変満足しております。

 仕事に復帰するには、もう少し体力を戻す必要があると思います。退院後は宇和島に帰って、身体を徐々に慣らしながら更に体力をつけていきます。焦りやストレスはありますがリハビリ中もそうしたように、自分自身でコントロールが出来るので大丈夫です。がんばります。

入院時FIM

入院時FIM

退院前FIM

退院前FIM

 

 

 

 

 

患者様(K.T様 66歳)の声

2009年10月1日
患者様の声(T.K様 66歳)
患者様の声(T.K様 66歳)
2009.3. 2 脳梗塞発症 県立新居浜病院に入院
3.17 伊予病院へ転院
右麻痺・歩行不可。リハビリ目的で、150日入院
8.13 右麻痺は残るも歩行可能となり、自宅へ退院

 入院当初は、車椅子を押してもらっての移動でした。
毎日、3時間のリハビリを行った結果、一本杖と歩行器で歩行可能となりました。
それから、早く直したいという気持ちが強くなってきました。
夫婦二人暮らしなので、車の運転もできるようになりたいと努力。

 四ヶ月めに外泊をしました。身の回りのことはほぼ可。風呂にも入れました。ただ、階段の昇降はできませんでした。

 五ヶ月目に、手すりを使わず階段を上り下りできるように。

 あさって退院しますが、今後は週二回のリハビリをしながら、じっくり直していかなくてはいけないと思っています。
そして、ぜひ運転ができるようになりたいと目標を掲げています。

 今思えば、看護師さん(Kさんいわく天使)のやさしい言葉遣いと笑顔に、どれだけホッとしたことか。また、職員さんみんなが、誰にでも頭を下げる。伊予病院に入院できてよかったと思っています。

・主治医から一言
  訪室すると、自主トレをしていたり、階段昇降をしたりと非常に熱心にリハビリをしていました。退院後も自主トレをがんばってください。

 


・リハビリから一言

  入院当初より、リハビリに対し積極的に取り組んでいらっしゃいました。はじめは、ご自身の体の状態や今後について、不安を語られていましたが、徐々にご自分で出来ることが増え、外泊を繰り返していく中で、その都度、自信を持って帰ってくる姿を見て、私も嬉しく感じていました。

  特に右上肢の麻痺が強かったので、ご本人のニーズに合わせて右手・右上肢のリハビリを重点的に行いました。右手を使ったズボンの上げ下げ等の立位での動作、バスマットを使っての床からの立ち上がり動作など、日常生活に必要な動きを広げていきました。

 
・病棟から一言
  4階から7階までの階段歩行を4往復され、付き添っている私たちの方が息切れしてしまうほどでした。
最近では、秘かに腕立て伏せをされている姿をお見かけしました。

また、自宅退院に向けて、奥様とともに栄養指導を受けていただきました。